【日本の教育】なぜ、日本人は英語が話せないのか?

こんにちは。本日もぐれふる日記へようこそ!!

 

英語力テストを受験して、

アジア圏の29の国々の中で日本の順位は何位だと思いますか?

 
 
答えは、26位と言われています。(※各国の受験生の経済状況、受験生数は異なる為この結果が全てとは言えません。)
ちなみに、1位はシンガポール。日本は台湾や中国、ミャンマー・・聞いたことがある国々より低い・・!!
この差はどう起こるのでしょうか?
その理由に迫っていきたいと思います。
 

英語と日本語の差は大きい

英語ネイティブスピーカーから見た日本語はどう思われているのでしょうか。
アメリ国務省は公表しているデータによると、
 
英語ネイティブスピーカーが、「知識ゼロから日本語を習得」するまでに必要な学習時間は2200時間と言われています。
 
主要な外国語を習得のしやすさでⅠ~Ⅳのレベル別カテゴリー分けをした結果、英語ネイティブスピーカーによると
 
日本語はⅣの超難関言語(2200時間必要)だそうです。
 
(ちなみにレベルⅠは英語に、より類似しているフランス語やイタリア語で、600~700時間位が必要)
 
この事から、英語と日本語の差は天と地の差なので日本人にとっても英語は超難関言語なのです。
 

具体的には

言語の基本要素の3つ、単語、文法・発音が全く異なります。文法は日本では「英語は逆から読む」と教わりませんでしたか?もちろん文法だけでなく全てに置いて全く異なる為、日本人の英語力の低さはここにあると言えます。
 

英単語、文法、発音の違い

例えば、ドイツ語やフランス語など英語に近い言語には、英語と似た英単語が存在します。例えばフランスでは、musicはmusique、festivalはfestivalなど、発音は異なっていても綴りは同じの言葉や、似ている言葉も多いのでどちらかの言葉を知っていれば想像がつきやすい言語です。
 
また、アルファベットが使われている国と比較すると、日本ではまずひらがな・漢字・カタカナ・・と、使う言葉がそもそも異なるので、この差はやはり大きいです。
 
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文法に関しても、先ほども述べた内容になるのですが、文法が日本語と比較すると間逆です。最初の言葉を訳して、そこから後ろへ戻ってこの言葉に意味がかかっているから・・と考えないと文章がわからないですよね。この文法に関しては理解に苦しむ方も多いのではないでしょうか。
 
そして発音。日本語では、「あ・い・う・え・お」の5つが母音ですが英語では24個もあります。舌の動かし方が異なり、日本にはない発音が多くあるので発音が難しいものもあり、発音出来なければ聞き取る事も出来ないので「英語は難しい」と諦めてしまいます。
 
また、英語には音声の変化があるので、リエゾンという音声が繋がって発声されます。例えば、「put on」プットゥ オン → プトンという音声変化が生まれ、これもなかなか日本人がリスニングを高めるのに時間がかかる要素の1つなのではないかと思います。
 

日本の教育方法

日本の教育は「文法訳読方式」と言われ、文法を重視し訳して理解をするという方法の事を指します。その為、テキストとにらめっこしながら目の前にある文章を、「逆だからここから読んで・・」とずっとやってきた訳ですが、実際外国の方とお話している時、そんな時間は全くありません。聞いている間に言葉を理解出来なければ忘れて言ってしまいます。日本風で英語を学習し続けても、全く話せるようにはならないと思うのです。
 

日本教育で学ぶ英語の時間

アメリカでは、子供が5歳になるまでに約17,520時間も母語のインプットを受けているのにも関わらず、
 
日本で英語を学ぶ中学~高校の6年間で英語を学び、トータルで約790時間と言われています。
 
日本では上記にある通り、英語習得に必要な2200時間にも到底及ばないですが、日本ではこれが教育時間とされているので、英語力を磨くには自分で勉強をするしかないのです。
 
 さらに、学習時間だけでなく学ぶ学習の量も少ない事がわかっていて、6年間で触れる単語の数は35,000語程度だそうです。これは、あの有名で映画化もされた小説、「ダヴィンチ・コード」。597ページあるこの本ですが、6年間学んだ英語でこの本を読んでみると「8分の1」しか読めない事になります・・。
 
 
 

まとめ

せっかく英語を一生懸命勉強しても、方法が間違っていれば目的達成の為に時間を必要以上に要したり、遠回りになってしまいます。これはとても悲しい事実ですよね。

 

英語と日本語が全く異なる言語、と最初にお話致しましたが、これは韓国語や中国語も実は同じで英語と全く異なる言語なのです。なのになぜ、他のアジアの方々はとても流暢に英語を話せるのでしょうか。

 

日本教育や日本人としての性格、そして日本では英語を話さなくても十分に生活できますので、こういったとりまく環境も影響しているのではないかと思います。ですが、近年のグローバル化から英語は必須だと思うので今からでも英語を学んでいきましょう~!!!

 

読んでいただいて、ありがとうございました◎

次回もまた、読んでもらえたら嬉しいです!!